きょう(3日)、盛大に行われた南部氏遠野入部行列を前に、きのう(2日)、南部神社で宵宮祭(よいみやさい)が行われました。鍋倉公園にある南部神社は、今からおよそ130年前の明治15年に旧遠野町の有志によって建てられた神社で、南部氏の歴代の当主が祀(まつ)られています。きのうの宵宮祭は、これから4日まで行われる神社のお祭りが盛大にそして無事に執り行われるよう祈願するもので、飯豊神楽(いいとよかぐら)の打ち鳴らしで始まり神事が執り行われました。細越勝宮司(ぐうじ)が祝詞(のりと)をあげた後、遠野吟詠会(とおのぎんえいかい)が詩吟(しぎん)を奉納しました。今年は、南部神社に祀る勤皇八世(きんのうはっせい)を詠(うた)った「鍋倉城懐古(なべくらじょうかいこ)」と、南部家第33代当主の南部義敦が作った「勤皇の詩(うた)」の2つの詩吟が奉納されました。続いて、飯豊神楽も「三番叟(さんばそう)」を舞い、奉納しました。この後、関係者が玉ぐし奉奠(ほうてん)を行い、祭りの成功と参加者たちの安全を祈願しました。また、きのうは、南部神社創立130年を記念して飯豊神楽と平倉神楽(ひらくらかぐら)による夜神楽(よかぐら)も行われ、南部神社境内(けいだい)に神楽の音色が響きわたっていました。Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.