地域の素材を活用した商品開発のノウハウなどを学ぶ講演会が先週水曜日あえりあ遠野で開かれました。この講演会は遠野産の農林水産物を活用した六次産業化を推進するため、地域の素材を生かした商品開発のノウハウなどを学ぶ機会を提供しようと、市商工労働課と六次産業化・地産地消推進協議会の共催で開かれました。この日は市内の産直や飲食店などの担当者およそ25人が参加し、講師に世界最大級の料理教室を運営するABCCookingStudioの橋由紀さんと久田みゆきさんを迎え、「女性の感性でひらく“食のまちづくり”」をテーマに、料理教室でのレシピ開発や、商品を考案した際のエピソードが紹介されました。講演のなかで講師がレシピ開発で重視している「自慢したくなる見た目」などのポイントを紹介すると、参加した人たちは特に興味深そうに耳を傾けていました。また質疑応答で遠野名物・ジンギスカンの新商品開発について質問が挙がると、橋さんは「羊肉は自宅で調理するハードルが高い印象があるため、手軽に調理できておかずにアレンジしやすい形や、温めるだけで食べられる商品にするとより幅広い層に届けられるのでは」と答え、参加した人たちはなるほどといった表情でうなずいていました。この日の講演を通して、参加した人たちは商品開発のノウハウを学び、地域資源を生かした新たな商品づくりのヒントを得た様子でした。Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.