
高校生が様々な職種の仕事について学ぶ企業見学会が先週木曜日に行われました。見学会は企業で働く人から直接話を聞くことで、職業観の醸成を図り今後の進路選択の参考にしてもらおうと、市役所や大野ゴム工業、遠野テレビなど市内17の事業所で実施されました。このうち上郷町の栄組には遠野高校の1年生16人が訪れ、総務部の細川順子さんから仕事内容に関する説明を受けました。細川さんは「栄組をはじめとした建設業は家や道路、橋など生活に欠かすことができないインフラを整備する仕事。冬は道路の除雪作業を建設業の人たちが早朝から行っている」と、説明しました。また栄組はコンクリートの補修技術で特許を持っていて、海外と取引があることも伝えられました。説明のあとは割り箸を材料にした橋作りが行われ、生徒たちは接着剤を使わずどうやって長い橋にするか工夫しながら作業し、ものづくりの楽しさを感じた様子でした。遠野高校の生徒たちはメモを取りながら熱心に話を聞き、建設業への理解を深めた様子でした。